
入院2日目~衝撃の電極!!心が折れていく編Ⅱ~
心拍をとるための電極を胎児に刺す処置の準備が始まりました。バルーンの時と同様夫は外で待つことに。この後、ほとんどやったのことのない処置であることが明らかに分かる状況になりました。なんと次から次へと私のいるLDRに続々と人が入ってくるではありませんか。そして先生は2人、助産師さんは6人くらいいたと思います。『おいー---!勉強のために集まってきただろー---!』知識を共有し勉強をしなければいけないですもんね。それはとてもよく分かります。でもこの人数は、初めてやりますくらいな雰囲気で、もうなんか嫌になってきました。でももう引き下がれない。この待っている間にも陣痛が襲ってきて身体はボロボロ。心まではボロボロにならないよう必死でした。
そして始まりました。私の横でで2人ずつ助産師さんが支えつつ、先生が2人で話し合いながら挑みました。『グググッ!!!』めり込んできました。「ぎゃあー-----------!」・・・・・・・バルーンなんて可愛かった。4年経過した今でもあの時の状況は一瞬の曇りもなく思い出せます。そして、お約束の・・・・失敗。失敗でなかったことってあったっけなーなんて考える気持ちさえ湧かないほど、痛かった。痛みに耐えても失敗。先生が「もう一度やります!」と『グググググッ!!!』「ぎゃあー------!!」・・・・先生がぼそっ「上手くできないなぁ。こうしてみるか」ともう一人の先生に言っています。もう、本当に、いい加減にしてくれ。痛い痛い痛い!!!!失敗が分かり、もう無理!嫌々嫌々となっている最中にも陣痛の嵐。本当に泣きたい。号泣したい。
ここで突然ですが、問題でーす(・∀・)/ここから何回やったでしょうか?楽しいですね!ウキウキしますね!・・・・じゃーん!5回やりました!7回もありがとう♪♪♪
5回目を過ぎた時隣から、ぐずっぐずっと鼻をすすっている音がしました。隣で支えてくれていた助産師さんが「ごめんね~ごめんね~辛いよね、とっても痛いよね。もう一回もう一回がんばろう」と言ってきました。そして、私を支えていた手が離れ、しゃがんだようでした。すると嗚咽の音が聞こえ、ティッシュで鼻をかんでいました。完全に泣いてますよね。本当に優しい方で情に厚い方なんでしょうね。・・・いやでもよー泣きたいのはわ・た・し・じゃあー---ごらぁー---!!!(口悪くてごめんなさい。激痛の激痛なんで許してください。そして発声してないから、OKということにして下さい」ましてや、あなたは毎日毎日たくさんの方の出産に立ち会っていらっしゃいますよねー??毎回号泣してるんすかね?それともこれが群を抜いてヤバいってことですかー-???後者だったらゴリラの様にLDRで暴れんぞー--あー---陣痛いてぇー--もうぐちゃぐちゃだぁ😿
そして7回で成功していると思っているあなた!ぶっぶー✘一旦諦めただけでーす♪もう電極を刺すのを諦めてくれと心底思いながら、赤子の神様方であらせられる一行を見送りました。その後すぐ夫が入室してきました。普段は私が縫わなければいけない怪我を目の前でしようが、39度熱を出そうが、50分近く廊下で倒れて起き上がれず動けないことがあったと伝えても、無の顔で何も言わず、助けてもくれない人なのですが(よくそんなヤバい奴と結婚して、しかも子供できてるんかと新たに驚いている皆様。今はそんなこと話している場合でもないんで、サラッと流してください)、「えっただ事じゃなかったよね?大丈夫?何があったの?」と6年一緒に過ごしてきた中で初めて心配されたと思います。バルーンの時も私叫んでたけど、今回のが叫び声遥かにすごかったよねと言うと、「えっバルーンの時は廊下では聞こえなかったよ。今回は本当ただ事じゃなくて、かなりヤバいんじゃないかっていう悲鳴が何回も聞こえたから」と言われました。この時点で心がポキッ折れた音がしました。
苦しい苦しい陣痛も今までは比較的上手くいきみ逃しできていたのですが、体力と気力が一気に持っていかれたことで、元気がなくなってきて上手くやろうと思ってもできなくなってきていました。どうにかしなきゃ、あーまた陣痛(この時は2分間隔)。休む時間もなく体制を立てなおす時間をとれません。そうこうしている内に、先生一人と助産師さん一人が、さっき見た道具を持っていそいそ入室してきたではありませんか。ははっもう終わりだと感じた瞬間でした。夫はまた廊下へ。「ぎゃー--」「ぎゃー-ー」「ぎゃーー」・・・・ついに3回目で成功しました。ずっと管が刺さっている状態の完成です。
入院2日目~点滴の痛みと回旋異常に膝が激痛編Ⅰ~
ここで皆様覚えていますか?お昼までに小さな問題がもう一つあったことを。①の時から出ていた話なので、お気づきの方もいるかと思います。そう!点滴の針が刺さっている箇所がいつもより痛いと感じていた件です。促進剤を入れ始めてから、どんどん痛みが増してきていました。最初何も言わなかったですが、その後助産師さんが替わる度に相談しました。針を見た時、一瞬んっ!?という顔をみんなします。その中で一人の助産師さんは「んー少し気になったけど、ただ本来刺し方が失敗していた場合、かなり腫れ上がったりするんだよね。だから大丈夫だと思うんだよね」と。少し気になるなら刺しなおしてくれてもよくない?陣痛に苦しみ続け、他の処置にも徐々にボロボロになってきている私は頭が全くと言っていいほど働かず、あーまた伝えてみてもダメだった。それしか考えられなくなってきていました。
この点滴は電極を刺す前あたりからかなり痛みがさらに増して、針が痛い痛いと夫によく漏らすようになっていました。ちょうどその頃、胎児が産道に入る向きとは真反対を向いていることが分かり、これをどうにかしないと産道に入ってくれることはないことが明らかになります。ここまで話していませんでしたが、実は我が子は首に臍の緒が2周ぐるぐる巻かれている状態です。2周くらいだと普通分娩で問題無く出産できるようですが、回旋異常まで起こしているとなると、ここからさらにグルっと回ってくれるものなのでしょうか。破水によるタイムリミットも刻々と迫っている中、正直問題だらけで、悲しくなります。一応子供は元気とのことで、それだけが救いでした。
④へ続く☞

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