破水・バルーン・促進剤・緊急帝王切開のフルコース!トラブルだらけのフルスロットル初出産!⑤【完】

入院2日目~手術室で出会った私の救世主~

手術室に到着すると、車いすから降りて手術台に乗るように言われました。自分が想像していたより遥かに手術台って細みで驚いたのを覚えています。そして、手術をするため服を着替える必要があるのですが、オペ看の方が「辛いでしょ。寝っ転がってていいですよ。こうやって右側だけまず腕を抜いちゃえば(話すのと同時に服の右側の腕を引き抜いています)、後は私の方で引っ張って脱がせられますから」と言いながら、ぐわぁっと服を引きはがしました(生きてきて人の服脱がすのをこんな荒っぽく脱がそうとする人みたことなかったです笑)。このオペ看の方が服を引きはがそうした時、私は嫌な予感がしたので、「いや、やめてください!」と大きな声を出しました(間に合わないと思ったので少し大きな声を出しました)。しかし、もちろん間に合わなかったので、「ぎゃあー!!!」私は激痛で叫びました。・・・・『はっ!?』手術室にいた人達がみんなそんな顔をしました。「なんで、そんな痛がるの!?」苛立ち気味にオペ看の方に言われました。まぁそりゃそうですよね。服を無理やりとはいえ引きはがしたくらいで絶叫するの変過ぎますよね。なぜこうなったかというと、点滴の針です。もうだいぶ前から痛みが強くなっていました。かつ左に針がついてので、服を勢いよく引きはがすと、服が強く点滴の針を擦れるため痛かったのです。

今までの経緯を説明すると、近くにいた麻酔科医の方がすぐさま針の刺さっているところを診てくださりました。「うーん。なんか少し違和感があるなぁ。・・・分かった。ちゃんと確認するね。試しに今少し点滴を流すから、どうなるか教えて」と。あー初めて私の話にきちんと耳を傾けてくれた。感謝しかないです。点滴を流し始めると「いたっ」と顔を私は歪ませました。感じたままの反応です。すぐさま麻酔科医の方が「あーこんなんじゃとてもじゃないけど手術なんてできないよ。すぐに刺し換えるね」と。前腕の点滴の針を抜き、次は右の手の甲に刺しました。過去に点滴を手の甲に刺したことがありますが、とても痛かった覚えがあります。しかし、さすが麻酔科医の方。何も痛くないではありませんか!!感動です。職人技です!!こうして37時間のもやもやや痛みから私は救われたのでした。

入院2日目~我が子との出会い~

その後、点滴で薬を投与し、下半身麻酔をするため脊髄くも膜下麻酔をすることになりました。エビの様に丸くなり、絶対に動かないことと言われました。指示に従い丸く丸く縮こまりました。脊髄くも膜下麻酔は人生初で少しドキドキしましたが、私の救世主様がやるのですから、この病院に来て以来一番安心した気持ちで挑むことができました。「少し痛いよー」と。チクー。痛みはどうかって?まぁ少し痛めの注射をしたってくらいの感覚でしょうか。今もなお蝕む陣痛さんのが痛いですからね。なんなら点滴の針のが長時間痛かったですから。もう痛めつけられすぎて全然です。麻酔が効いてきたか確認するために、スプーンのようなもので、身体に触れ冷たく感じるか念入りに調べました。しっかり麻酔が効いたことが確認され、手術が開始しました。

両腕を横に広げて台座に乗せられ軽く縛られているのですが、怖いとかではなく、寒気だと思うのですが、震えが出てきて、手を乗せている台座がガタガタガタガタと音を立て、ずっとその状態だったのを覚えています。後で調べてみると、麻酔の影響でなる人もいるようですね。手術室に入室してから1時間近くたったころ、「赤ちゃん出てきましたよー」と手術をしている先生から声がかかり、「おぎゃあ」と我が子の産声を聞くことができました。安堵しました。

子宮とお腹を閉じるためまだ手術は続いていましたが、その間に身体を丁寧に洗ってもらった我が子を助産師さんが私の横に連れてきてくれました。初対面。とても嬉しくて嬉しくて、ずっと泣いていた私ですが、さらに涙が出てきて、我が子が見えなくなるくらい泣きました。

あとがき

ここまでご覧いただきありがとうございます。出産までこれだけのトラブルがあった病院、もちろん産後の入院中もいろいろありましたよ♪いろいろあったことの1つに点滴のあのA助産師さんに関連することもあります。出産後についてはまた別途体験談を綴れたらと思っています。帝王切開の手術後の痛みやそれを乗り越える秘訣等もお伝えできると思います。そして、私は2人子供が居るのですが、トラブルだらけだった1人目の出産を終え、2人目の時は病院選びをどうしたのか、その結果も乞うご期待!!

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